成仏とは
悟りを開くという意味の成仏ですが。。
自分的には、悟りを開いたのは人類史上、釈尊唯一人です。
証拠はどこにと聞かれても困りますが。。
あなたは悟りを開く自信はあるでしょうか。
末法を迎え、いよいよこれではいかんとなって日本の鎌倉仏教は生まれたのでしょう。
悟りを開こうというよりも成仏を目指したように思います。
世間では、死んだら・死んでから成仏ですが。。
日常生活での成仏を目指したのが日蓮大聖人です。
「まことのみちは、世間の事法にて候」
「高祖曰(いわ)ク、能持(のうじ)ノ人之外(ほか)ニ所持(しょじ)ノ法ヲ置カズト云ヘリ・・・末世ノ法華経トハ能持ノ人也。加様(かよう)ニ沙汰スル当体コソ、事行ノ妙法蓮華経ノ即身成仏ニテハ候ヘ」
「又二乗作仏(にじょうさぶつ)、久遠実成(くおんじつじょう)は法華経の肝要にして諸経に対すれば奇(き)たりと云へども法華経の中にてはいまだ奇妙ならず、一念三千と申す法門こそが奇が中の奇、妙が中の妙・・・」
「抑(そもそ)も地獄と仏とはいづれの所に候ぞとたづね候へば、或(あるい)は地の下と申す経文もあり、或は西方等と申す経も候。しかれども委細にたづね候へば、我等が五尺の身の内に候とみへて候」
「童子の戯(たわむ)れに沙(すな)を聚(あつ)めて仏塔と為(な)せる、是(かく)の如き諸人等皆已(すで)に仏道を成(じょう)じき」
「当(まさ)に知るべし、身土(しんど)は一念の三千なり。故に成道の時此の本理に称(かの)うて一身一念法界に遍(あまね)し」
「ただし仏になり候事は、凡夫は志ざしと申す文字を心へて仏になり候なり・・・まことのみちは世間の事法にて候」
「いきてをはしき時は生の仏、今は死の仏、生死ともに仏なり。即身成仏と申す大事の法門これなり」
「釈尊の因行果徳(いんぎょうかとく)の二法は妙法蓮華経の五字に具足す。我等此の五字を受持すれば、自然(じねん)に彼の因果の功徳を譲り与へたまふ」
とまあ、これを教えてくれるのが「法華ごころ」です。