地獄の窯の蓋の開く日
2020年08月15日
お盆ですねえ。令和2年の今年はコロナやら酷暑やら大変ですが。。
さてタイトルですが、インターネット検索ではみんな休む日とか、いろいろと出てきますが。。日蓮正宗では以下の文章どおり、地獄に堕ちている人は一人もいませんよという日です。祝う日。祝日ですね。ああ、だから休むのか。
「阡陌陟記」 川澄勲 著
さて広宣流布といえば、昔は正月十六日と盆の十六日の地獄の釜の蓋の開く日を広宣流布の日と定めて、一人残らずという広宣流布を祝福していた。正月には富士宮から万歳が来て不開門の前で広宣流布を祝い、次に二天門の左裏で、御宝蔵に向って一回、同じく丑寅(御先師の墓)に向って一回、都合三回祝福をしていたようである。この日は云うまでもなく不開門の開く日で、開く事は即ち勅使が参向したのであり、従って客殿には紫宸殿の御本尊がかけられ、天皇も信仰されたことになる。所謂王臣一同広宣流布を祝福した事を意味し、また盆の十六日は地獄の釜の蓋の開く日であり、天下に一人の罪人のない日、これを捉えて天下万民の広宣流布を祝ったのであろう。前者が王臣一同、後者は天下万民の広布を即時に実現していると考えねばならない。