各宗のホームページ
2021年09月11日
寺報に鎌倉仏教の祖師たちの特徴が載っていました。法然、親鸞はこの世での救済を断念すると。道元は現世における悟りを重視したが個人レベルだと。一方、宗祖日蓮大聖人は、立正安国論にあるとおり理想社会を実現することが必要だと。
立正安国論に始まり立正安国論に終わるといわれますが、はて、社会に目を向けていたかなと。思った次第です。
そこで、各宗のホームページを見てみました。社会に目が向いているのかどうか。
浄土宗は、大雨被害のお見舞いとか浄土宗の活動とかありますね。
浄土真宗本願寺派は、地域活動・ボランティアの報告が。
大本山永平寺は、参拝や団体研修の案内が。
高野山真言宗は、ささえる、共に生きる、とかありますね。
日蓮宗は、あんのん基金や全国てらこや活動などがあります。
日蓮正宗は。。。
浄土宗は、トップページを開くと大きく「厭離穢土」と下から上に出てきそうなものですが。。「浄土宗の活動~人権を守ろう」なんて、法然が見たら目をむきそうです。
さて、日蓮正宗は。。これも宗祖が見たら目をむきそうですね。信者向けの宣伝ばかりで一般の人や社会というものを意識しているとは思えません。立正安国はどこへ?
飢饉や台風、地震などの天災も乗り越え、社会が安定してきて宗教も変質したのでしょうか。厭離穢土は今の時代には流行らないのかもしれません。法然が現代に蘇っても厭離穢土は主張しないかも。
ご自身で各宗のサイトを見比べてみてください。