千年後万年後
2024年04月14日
お会式でお寺へ行って家の座敷に上げてもらったら未だにブラウン管テレビにビデオデッキでしたよ。
さて、最近の寺報は、住職が忙しいのか他人の論評で済ませていますが。。
先月号は、「狂気の核武装大国アメリカ」が取り上げられていました。
そもそも、核兵器は戦争抑止のために存在するものであり、戦争に使われるのであれば矛盾です。
使われることのない兵器、それが核兵器でなければなりません。
しかし、存在する以上、使われるときが来るかもしれない。
しかも、必要以上の数を各国が保有している。
なにかおかしくないですかね。
つまり、核兵器はどうすれば平和な世の中になるかという考えから生まれたものではない。
戦争状態から脱するために生まれたものでしょう。
核兵器は戦争抑止のためであって、平和のために存在するものではない。
使われたら平和はない。
そういうものを保有しておいて平和について考えるというのがおかしい。
千年後万年後に人類が存続しているとしたらおそらく平和な世の中なんでしょう。
千年後の人が千年前の現代に戻りたいと思うでしょうか。
今から千年前万年前に戻りたいと思う人はいますか。
行ってみたいとか知りたいという欲求はあっても、その時代に住むかと問われれば答えはノーでしょう。
平和は、万年後の人がどうやって平和な世の中を実現したのかを考えることから始まると思います。