元初の道場

2024年12月01日
ファイル整理をしていたら寺報を自分で打ったのが出てきたのでご紹介。その3

釈尊が久遠に成道を遂げられたその道場に釈尊(本果一番目に成道を遂げられた仏)に対する衆生としての(本因の)立場で、宗祖は南無妙法蓮華経と合掌している。釈尊の側(本果一番の立場)にたてば寂滅道場「元初の円満始坐の道場」、宗祖の側(衆生の側)にたてば戒壇の本尊であります。

大地は現在を表し、大地の中は過去であります。これに対して空中は未来であります。地涌の菩薩とは、過去の衆生の辛く苦しい辛労が、時とともに、地水火風の四徳によって透過され下方の虚空に集まり、二度とふたたび人びとを苦しめることのない世界を未来に建立するという願いとなって差別の大地を震裂して未来に出現してきた姿であります。

一念に億劫の辛労を尽くせば、本来無作の三身念々に起こるなり。所謂南無妙法蓮華経は精進行なり。

いろんな思いが透過出来たならば、あるがママの自分に戻ることが出来る。であればあらゆる存在は仏のように尊いと生きていける。それは何時いかなる時も何なる処であっても、合掌して南無妙法蓮華経と唱えるところは元初の道場であり、戒壇の本尊であるというのであります。
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