令和3年12月の事件
12月に起きた事件。3選。
1.大阪ビル放火殺人。さて、犯人の動機はわかりませんが、病院の院長や患者多数を意図的に巻き込んだ事件でしょう。業の起こるが故に病む、というか、運きはまりぬれば兵法もいらず、というか。被害者は一瞬にして、この世とおさらばです。何事もなく生きていられるのは不思議なことなのかもしれません。まあ、生まれた者はいつか死ぬものだから。いつ死ぬかが問題ではない。いつ死んでもいいようにしておくことが大事でしょう。
2.神田沙也加さん転落死。飛び降り自殺とみられていますが、死ぬほど悩んでいたのか。どうか。わからない。テレビでこの報道の後には、いのちの電話の紹介がありました。悩んでいる人は相談しましょうということか。自分は、自殺する人は病気だと思っているから、なかなか声は届かないでしょうね。自分で穴を掘って自分の地獄に落ち込んでいるわけです。他人が見たら、悩むようなことか、と思うようなことで。自分しかいない世界だから、自分で何とかしようと一人であがくわけです。一人の地獄は悲惨です。地獄というと、芥川龍之介の蜘蛛の糸があります。地獄から脱出と思いきや、真っ逆さまなわけですが。ここは他者も存在する地獄です。だから、続きとしては、地獄の世界そのものを皆で力を合わせて作り替えようということになるんじゃなかろうか。一人で悩まないで電話しましょう。
3.二代目三平笑点中退。中退かお払い箱か。やめさせられたのであれば仕方ないけど、自分で離れることを決めたのであればおかしな話だと思います。そもそも二代目だから出演者に選ばれたはずなのに。二代目を強調することがなかったですよね。まず、名刺があるとすれば大きく「二代目」とあって「三平」は読めるか読めないかの小さな字でいいと思う。二代目を全面に押し出すべきです。しかし、二代目三平は、初代とは違いますよ、私は私で真面目ですよという感じでした。そうであるならば三平の名は継ぐべきではなかった。継いだ以上は二代目です!、で徹底すべきだった。そして勉強し直すというのであれば、反響がすぐあるテレビに出ながらのほうが勉強になるのでは。 この番組に出たい人はたくさんいるはずです。席の重みがあると思う。だからこそ簡単にやめてほしくはなかった。精神的に無理というのであれば、それは一人の地獄だから。一人で悩まないで電話しましょう。