不軽菩薩(ふきょうぼさつ)

2020年07月05日

不景気な名前だなとお思いでしょうが。。

法華経二十八品のうち第二十の常不軽菩薩品 に登場する菩薩です。

「我深く汝等を敬う、敢て軽慢せず。所以は何ん、汝等皆菩薩の道を行じて、当に作仏することを得べし」と人々を礼拝して回った菩薩です。

ところが拝まれた人の中には。。薄汚いやっちゃ、あっち行け。と杖で叩いたり石を投げたりと。やりたい放題。「法華ごころ 著者 山上弘道 発行所 興風談所」によると、一般人に礼をなすことは破戒行為だったようです。

日蓮大聖人は晩年の「諫暁八幡抄 」 に「末法には一乗の強敵充満すべし不軽菩薩の利益此れなり、各各我が弟子等はげませ給へはげませ給へ」と不軽菩薩の利益をもって、末法の衆生(強敵)に相対するよう指示されています。

不軽菩薩は人に手を合わせたというよりも、各人の仏性に手を合わせたのでしょう。これで争いが起こったのが不思議です。まあ、不軽菩薩は逃げ去って、また同じことを唱えていたのですが。。

この不軽菩薩精神ともいうべきもの。何度でも信じたことを愚直に繰り返すということでしょうか。これが平和への道なのかもしれません。

ただまあ、世の中には盲信したことをしつこく繰り返す人たちがいます。何を信じているのか。それは正しいのか。そして自分の行いは間違ってないか。今一度確認することが大事ではありませんか。みなさん。(最後は立候補者の演説風になりました)

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