まず臨終のことを
2023年05月09日
前回の続きのような気もするけど。。
まず臨終のことを習って後に他事を習うべし。
妙法尼御前御返事の有名な一節です。(前回引用の御文の続きですが)
皆さんはこの御書から、臨終の相の良し悪しで仏法の善悪が分かると学んでいると思います。
自分はこの御書から、人は必ず死ぬんだから、そのことを心得て生きなければならないと学んでいます。
なぜこうなったか。
一、義道の落居無くして天台の学文す可からざる事。
リンク先のBlogにありますが、日興遺誡置文。
日蓮大聖人の仏法を学んでから他のことを学ぶとそれがよく分かるという初代講頭の指導。
臨終(の相)のことは言わないようにしようという御僧侶の指導。
これらのことを考えていると、この御書のメインテーマは臨終ではなく、どう生きるかではないかと思い至った次第。
臨終のことを習って後に他事を習う。
人は死ぬんだから、それを思って行動しなさいよ、というふうに聞こえてきましたでしょうか。
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法華ごころP47まず臨終を習え
たまたま打った直後に読んだ法華ごころ。
ここにも取り上げられていましたね。
この影響も受けていたんでしょう。
臨終の相が悪いと、なんて話ではありません。