建立

2024年08月07日

ブラタモリで金沢文庫を見たときに思ったのは、北条氏というのはなかなかのものだったのだな、ということ。

御成敗式目ということもあるし。

武士でありながら勉強熱心で、世の中を引っ張っていこうという気概が感じられる。

しかし、「東大のディープな日本史」著者 相澤理 によると、北条氏は武士団の血筋のピラミッドでは卑しい存在に属する。

だから北条氏は将軍になれなかった、あるいは、ならなかったというのです。

そのコンプレックスがあったからこそ北条氏が立派であろうとしたのかな、とも思います。

閑話休題。

建立です。

日蓮正宗で建立といえば(国立)戒壇建立ですが。。

これ、未だに建物を建てることだと思っている人がいるかもしれない。

特に顕正会の人達。

上記の本には、世阿弥が「風姿花伝」に「衆人愛敬を以て一座建立の寿福とせり」と書いている一座とは、演者とそこに寄り集まった観客が一つの空間を共有し、演者が表現する内的世界に観客が共鳴することで「一座」は「建立」される、とある。

建立の意味を辞書で調べても、寺院を建てるという意味以外に、心のなかである物事をつくり上げること、とある。

(国立)戒壇建立にふさわしいのは、建物なのか、それともそこに寄り集まった者がつくり上げる内的世界なのか。

どちらがふさわしいのか。

よくよく考えてたも。

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